越中一千石地主の梅園
うれしいことに、先日、またひとつ富山の絶景を見つけました。
豪農の館、内山邸。
内山家は戦国時代から450年間続いている家柄で、神通川が氾濫する原野で新田開発を進め、大地主となりました。
越中一千石地主と呼ばれた豪農です。
その邸宅が昭和52年に富山県に譲渡され、平成10年には国登録有形文化財に。
富山県民会館分館として、富山市内を走っていると大きな標識も出ているのですが・・・
ここ富山市で人生の大半を過ごしている私も、ずっと気になっていたものの、今まで一度も訪れたことがなかったのです。
富山を代表する一級河川・神通川の西、国道8号線のすぐ南。田んぼの広がるエリアに内山邸はあります。
標識に従って車で向かうと意外と簡単にたどり着くことができました。
内山邸の表門のすぐ向かいには駐車場があり、約40台駐車できるのですが、到着してみると満車状態。
けっこう人気のあるスポットなのだと初めて知りました。
今回訪れたいちばんの目的は梅園で、越中(富山)を代表する梅の名所として知られています。
約60本と言われる梅園では、紅梅、白梅、さまざまな品種の梅が見られます。
ほんのり漂う梅の香を楽しみました。
そして・・・来てみて初めて知ったのですが、この梅園の最大の見どころは、
なんといっても、残雪の立山連峰の雄大なパノラマが一望できるということです!
青空の広がる1日でしたが、敷地内にはまだ積雪が残り、ひんやりとした空気。
梅の花もまだ咲き始めで、満開まではもう少し時間がかかりそうです。
満開になった頃、また訪れたいなと思っています。
ちなみに、内山邸は2018年に公開された岡田准一さん主演の映画『散り椿』のロケ地にもなりました。
もしかしたら映画を見てご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。