三寒四温
ぽかぽか陽気に誘われて、ドライブに出かけました。
気温は18℃。雪が一面に広がっている光景を見るというのはなんだか不思議な感覚でした。
真っ白な立山連峰が青空を背景にひときわその雄大な姿を際立たせています。
一昨日の2月20日、富山でもようやく春一番が吹きました。
今年は年明け早々から大雪に見舞われ、35年ぶりと言われる豪雪に。
北陸自動車道では大規模な立往生が発生しました。
私が富山に戻って約20年弱になりますが、自衛隊が出動するという事態は記憶にないのです・・・
富山市内は一般道さえも通行止めとなり、外出しても目的地にたどり着くことさえできずにやむなく引き返してきた日も。
ようやく雪が止み、少し解けたとほっとして出かけてみると、道路上のいたるところでスタックが発生。
(スタックというのは雪やぬかるみにタイヤがはまってしまい、アクセルを踏んでも空回りして前にも後ろにも進まなくなる現象です。)
渋滞がいたるところで発生、物流にも支障が生じ、スーパーやコンビニでも品薄状態が続きました。
「災害級」と呼んだ方たちもいらっしゃいました。
近年各地で起こっている災害のことを思えば、全く比べものにもならないのですが・・・
雪国であったはずの地に暮らす私たちがいかに雪に弱くなってしまったかを痛感しましたし
震災によってそれまでの日常を失われた方たちの状況が、ほんの少しでも身に染みて感じられたような気がしています。
これを機に防災への意識の高まりにもつながっていくことでしょう。
令和3年豪雪が私たちにとってよい教訓となりますように。
上の画像は、近所の交差点で撮影したものなのですが、違和感を覚えられる方いらっしゃいますか?
富山県内の信号機は縦型なんです!
信号機上に雪が積もる面積を少しでも小さくしようという意図があります。
昭和56年(1981)の豪雪、いわゆる「56豪雪」を機に、横型から縦型に変わったのだそうです。
富山県内では横型を見つける方が難しいほど、ほぼ全て縦型といっても過言ではありません。
(もしかしたら100%かもしれません)
富山だけではなく、雪の多い日本海側では福井県、新潟県でも採用されているとのことです。