菊と動物

昨日、オンライン企画展【重陽の節句】が終了しました。

今回もたくさんに方にご覧いただき、本当にありがとうございました。

 

菊の季節に向けて、菊をモチーフとした品々をご紹介する試み。

今回ご紹介したのはやきものが中心でしたが、

日本では古くは平安時代から工芸に菊の姿が現れ始めますし、

おそらく絵画も同様かと思われます。

かたどる、描く、捺す。

さまざまな技法で表されれながら、生活や暮らしの中に取り入れられた菊。

日本人にとって、ずっと身近な植物だったことを改めて感じることができました。

 

 

さて、次回のオンライン企画展は、動物をテーマとしてみたいと思っています。

日本では、毎年9月20日から9月26日まで、「動物愛護週間」(Be Kind to Animals Week)です。

また毎年10月4日は「世界動物の日」(World Animal Day)です。

これらに合わせて、その名も【Be Kind to Animals】。

 

ちなみに、動物愛護週間が現在の9月20日からの一週間となったのは1974年のことで

日本で始まった1927年は、5月28日から6月3日までの一週間の開催でした。

動物愛護週間の発祥はアメリカ、1915年のことです。

 

世界動物の日は、1931年にフィレンツェ(イタリア)で行われた国際会議(「国際動物保護会議」)で制定。

10月4日が選ばれたのは、動物の守護聖人であるアッシジのフランチェスコの聖名祝日だからだそうです。

アッシジのフランチェスコは、こう説きました。

「神の前では人も動物も、あらゆる神の被造物は神を父とする兄弟姉妹であり、平等である」

世界の多くの教会では、10月4日に近い日曜日に動物のための祝福を行うそうです。

今日では宗教や国籍を越えて、動物愛好者によって祝福されています。

 

 

【Be Kind to Animals】に向けて、ただいま準備中です。

9月20日(日)から10月4日(日)までの開催を予定しています。

どうぞお楽しみに。

※詳細は当ウェブサイト「オンライン企画展」ページにてご案内しています。

 

 

2020年09月15日