田園ランチ
先日、あいにくの雨でしたが、素敵なカフェを見つけました。
雄大な立山連峰を臨む、田園の中の静寂につつまれた空間。
世界的な建築家、隈研吾さんの設計による建築が、またひとつ富山に生まれました。
前々から話には聞いていて、建物自体も見たいと思っていたのです。
ハーブの楽園、Healthian-wood(ヘルジアンウッド)。
香りと食。今年オープンしたばかりの健康志向のカフェレストランです。
周囲はまだ建設工事中で、どうやら広大な敷地に美しい村をつくろうというプロジェクトらしいのです。
駐車場からは少し歩かなければなりません。
傘を持たずに出かけてきてしまい、小走りで向かうと
なんと店内から現れた女性スタッフが傘をさして迎えに出て下さいました。
ガラス張りの素敵な店内。照明の装飾にもハーブ。
テーブルやチェアは、富山県産の杉を用いた特注品なのだそうです。
こちらはランチ限定の空間 "The Kitchen"。
別にディナー用の個室の棟("The Table")もあるのだとか。要予約です。
見渡す限り続く田園風景。見事な借景です。
まわりはほぼ田んぼ。季節とともに、稲の成長によって変化する景色が楽しめそうです。
ハーブエリア。
専門のスタッフが丁寧に説明してくれました。
予約されたディナー用に、この時間からハーブティーの準備が始まっていました。
ところで、壁面には藁が敷き詰められた「ストロヘイル」。
これも富山県産の藁!
ランチメニューは、プレートランチが中心。
ちなみにトレイも富山県産の杉を用いたものです。
真鍮製か、小さな箸置きが素敵で「欲しい!」と思いました。
スタッフに尋ねてみましたが、販売はしていないとのこと。残念。
トレイに対してかなり小さな箸置きは、特注品。
お客様に所作をきれいにしていただければ、というお店の心にくい配慮でした。
そうそう、お手拭きもハーブの香りつきでした!
店内ではハーブティーも堪能できます。
二十四節季をもとにした季節限定のハーブティーも。
ショップでも購入可能とのことですが、店内限定のものもあります。
自然素材にこだわった健康的な食事。
それにも増して、おだやかで静かな空間でのひとときは、最高の贅沢でした。