にっこり古道具展

 

7月1日から、オンライン企画展【にっこり古道具展】を開催しています。

https://kobijutsu-matsuyama.stores.jp/

思わずニッコリほほえんでしまいそうな品々をご紹介しようという試みです。

私が「いいな、面白いな」と思った、古いモノ、和むモノ、へんてこりんなモノたち。

 

「にっこり」にちなんで「25」という数字をちりばめました。

まず、商品の種類。25種類です。

そして、商品の価格。すべて2,500円としました。

 

25種類の品々をどのようにご紹介していこうか、あれこれ考えた末、

数多くアクセスいただけるようにと、一日一点(一種類)ずつ追加することにしました。

初日である7月1日にまず5点をご紹介し、その後は20日間に渡って7月21日まで毎日更新していきます。

更新時間は毎日深夜0時です。

(更新時間も「25」にこだわり、25時(午前1時)や25時25分(午前1時25分)も検討しましたことを

お伝えしておきます。)

 

 

ところで、ちょうど20歳の頃、何かの本で、パリ市内に古新聞の専門店があることを知りました。

興味深いのは、その店にはすべての年月日の新聞が揃うというのです。

自分の生まれた年の誕生日の新聞も見つかりますよ、プレゼントにもいかがでしょう、との売り文句でした。

20年前の新聞ってどんなだろう?

日本でそんな店があるなど聞いたことがない、さすがフランス!

20歳の私の思いは全くただの好奇心だったように思います。

 

パリを初めて訪れた際、せっかくだからとその店にも足を運んでみたのですが・・・

店の住所まで苦労してなんとか辿り着いてみると、なんとその店はなかったのです(泣)

そもそも、そんな(古い)新聞を買ってどうするの?とか、日本人なのにフランスの新聞?などと自問自答していました。

価格もわからないし・・・店に入ってからとんでもない値段だったらどうしたのでしょう?

新聞だけで店を維持していたとしたら、そんなに安価な訳もなかったでしょうね。

 

さて、いざ自分で商売を始めてみると、当初思い描いていたようにはなかなかいきません。

好きなことをしながら生活ができるというのは理想的なことですが、

商売となると、お金や採算のことを考えなければならないのです。

この「にっこり古道具展」はどこか趣味の延長線上にあります。

現実的に採算を考えれば、この価格とこの点数、なかなか難しいものがあります。

おそらく都市部の貸会場での開催はほぼ不可能でしょうが、

幸いにもインターネットの恩恵があり、SNSも活用すれば商機が見えてきました。

しかしながらこの「にっこり古道具展」、利益や採算よりも、共感して下さる方たちとの出会いやつながりに重きを置いています。

 

試行錯誤の【にっこり古道具展】は、今月7月31日(金)23:59までの開催です。

ご覧いただけましたら嬉しく思います。

 

 

2020年07月02日