埴輪尻尾(馬形埴輪残欠)

古墳時代 / 日本

 

 シンプルな姿に力強さがみなぎり、残欠とはいえ存在感があふれています。

 肉厚で重量感があるので、尻尾だけが本体からはずれてしまったのでしょう。

 ほぼ完全な形でオリジナルの尻尾が残り、

 もとの馬形埴輪の全体像はどんなだったろうかと思いを馳せます。

 線刻がほどこされ、尻尾の毛筋を表現しているようです。

 残欠ゆえに内側のつくりまでわかるという点で、資料としても興味深いものです。

 

 幅13.7cm