シンプルな姿に力強さがみなぎり、残欠とはいえ存在感があふれています。 肉厚で重量感があるので、尻尾だけが本体からはずれてしまったのでしょう。 ほぼ完全な形でオリジナルの尻尾が残り、 もとの馬形埴輪の全体像はどんなだったろうかと思いを馳せます。 線刻がほどこされ、尻尾の毛筋を表現しているようです。 残欠ゆえに内側のつくりまでわかるという点で、資料としても興味深いものです。 幅13.7cm